[調べもの]
感染症の検査と確率
- 岩田先生曰く
- 仮に事前確率1%の場合、感度70%特異度99%の検査で陽性だと事後確率は41.4%半分以上間違いです。
- 陽性でも感度は関係あるのです。いいですか。疑ってない無症状の人にコロナPcRしちゃダメですよ。
はて、これは無症状の人にコロナのPCR検査をやっていはいけないという話の根拠なのだが門外漢にはまったく理解できない。
用語の解説
- 事前確率 - Wikipedia
- 事前確率(じぜんかくりつ、英: prior probability)とは条件付き確率の一種で、証拠がない条件で、ある変数について知られていることを確率として表現するものである。先験確率(せんけんかくりつ)、アプリオリ確率ともいう
- 感度 - わかりやすい薬の解説
- ウイルス感染しているときに「陽性」と正しく判定する割合です。新型コロナウイルスのPCR検査の感度は低いと言われています。
- 特異度 - わかりやすい薬の解説
- ウイルスがいない場合に「陰性」と正しく判定する割合です。新型コロナウイルスのPCR検査は特異度が高い検査です。
- 事後確率 - Wikipedia
- 事後確率(じごかくりつ、英: posterior probability)は条件付き確率の一種で、アポステリオリ確率ともいう。 ある証拠(データあるいは情報)を考慮に入れた条件で、ある変数について知られている度合を確率として表現する主観確率の一種である。
ツイートの解説
- そのあと有志の人がツイートを具体的な数字に落としてくれている
- 10000人に検査した場合。
- 事前確率1%なので感染者100人、非感染9900人。
- 感度70%なので感染者100人のうち検査陽性70人陰性30人。
- 特異度99%なので非感染9900人のうち検査陽性99人陰性9801人。
- つまり検査後は陽性があわせて169人のうち本当に感染してるのは70人。事後確率は70/169=41.4%。
要するに&発言の意図は
- 要するに
- 無症状の人にコロナのPCR検査をやっていはいけないのはなぜか?
- コロナのPCR検査は感度が低いため、偽陽性の結果が出やすいから
- 大量にPCR検査をやると偽陽性の人がめっちゃ出てしまう
- 無症状の人にコロナのPCR検査をやっていはいけないのはなぜか?
- 発言の意図は
- 抽象的にわかりやすい説明をしてもよかったが、具体的な数字を出して話が間違った方向にいかないようにしたいと思われる
- 所感
- 検査の結果って100%信頼できるものじゃないんだねえ・・・